Works
郊外の閑静な田園地帯に建てられた住宅です。
敷地内の木々を一定程度残し、それらを楽しめるような建物配置と、ゆったりとした広さを活かすように平屋部分の面積配分を多くしています。
外観の変化をもたせるために①エントランス②リビングと水廻り③居室と家全体を大きく3つにエリアを分けそれぞれに高さの設定が異なる屋根形状としています。
外部仕上げは大半はガルバリウム鋼板仕上としていますが前述のエリアの一部に木板張りを採用いたしました。大まかには大屋根形状のシンプルさを追求しながらも単調にならないようデザインされています。
内部については長い大屋根部分のリビングが見どころです。大空間を強調するレッドシダー天井の下にはリビング、ダイニング、キッチン、和室、ロフト空間がダイナミックにつながっています。薪ストーブを中心に立体的な空間構成となっています。
充実した収納を備えた玄関内部、玄関とキッチンそれぞれから直接アクセスできる洗面洗濯空間などウッドレーヴらしい家事動線の良さも取り入れています。
和の要素を取り入れつつ掘りごたつのデスクを備えた和室、1階に設けた寝室と収納物を具体的に想定して綿密な造作を行ったクローゼット、セカンドリビングとして使えるロフト空間、ナチュラルかつ素朴な雰囲気にするために合板仕上げとした子供室など、居室それぞれに特徴をもたせた家となりました。